2025年3月24日カテゴリー:

令和6年度IEPA研修旅行記⑨

土曜日のレッスンはお休みで、スクールの先生と一緒にセブ市内の観光に行きました。
最初に向かったのは、ポルトガル出身でスペインの探検家フェルナンド・マゼランが1521年に建て、今現在ある外側の部分はレプリカという木製の十字架 、マゼラン・クロス。そして1565年にスペインの植民者たちによって建てられ、焼失・再建・破壊・修復を繰り返してきたたフィリピン最古の教会、サント・ニーニョ教会を拝観しました。教会の守護聖人サントニーニョ(幼きイエスキリスト像)もガラスケース越しに間近で見ることができました。いずれも大勢の方がお祈りに訪れており、日差しの強さと厳かな雰囲気にやや圧倒されました。
その後フィリピン国立博物館のセブ分館 (National Museum of the Philippines (Cebu)) へ。建物は1910年に税関当局として建てられた古いものですが、セブの博物館は2023年に開館したばかりなのだそう。海の恵みと脅威に開かれた生活様式の一端を伝える様々な展示から、この地域の悠然とした歴史について知ることができました。添えられているキャプションはマニラ近郊で使われるタガログ語ではなく、この地域の言語であるビサヤ語(セブアノ語)と英語のバイリンガルとのこと。さすが多言語国家ですね。
今回の滞在は「英語の語学研修」ということで、フィリピンという国やセブ島についての知識を深める機会が限られていましたが、これをきっかけに広く深くこうした歴史や文化についても学んでいけるとよいですね。