2022年7月22日カテゴリー:

環境工学科2年 福島県校外学習 『東日本大震災の復興から学ぶ土木工学』7月14日~15日

7月14日〜15日の2日間、環境工学科2年の生徒が、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県に行き、震災時の状況と復興中である現在の状況を知り、防災・減災技術を学びました。
これは、『山梨県建設技術センターによる社会資本整備に関する研究・活動助成事業』として実施させて頂きました。
「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、詳細を説明していただきながら、当時の状況を知りました。
震災前との比較写真を見ながら、現在の復興の様子を屋上より見学。震災当時から残る被災した家も見えます。
請戸小学校は、震災遺構として当時の大津波が襲った状況を伝えています。
東京電力廃炉資料館では、原子力事故の事実と現在なお続く廃炉作業の現状を知りました。
ここで、1日目の見学行程は終了しました。
宿泊施設は、事故収束の対応拠点ともなったJヴィレッジ福島です。
夕食会場からは、整備されたサッカーグラウンドがいくつも見渡せます。
2日目。富岡漁港の復興について、富岡町役場の佐々木邦浩様より
震災から現在の復興に向けたこれまでのさまざまな取り組みと思いをお話しいただきました。
その後、復興中の富岡漁港の視察となりました。
最前列の中央右の方が佐々木様です。写真奥には福島第二原発が見えます。
防波堤の他、道路も津波から守るという防災・減災の役割を果たす構造となっています。
このように、土木の技術の偉大さを知ると同時に、これから私たちがやるべき事、考えるべき事が多く見つかりました。
 
本当に貴重な経験をさせていただき、山梨県建設技術センター様のご協力に感謝申し上げます。